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2003.12.20

天皇杯4回戦 鹿島vs柏

鹿嶋は快晴。突然の寒さと、強い風。方向は、ピッチを斜めに、バックスタンドの上から吹き込んできた風が、ホーム側のサイドスタンドを吹き上がっていく感じ。コーナーフラッグを強くはためかせる風と、ホーム側のスタンドに差し込む強い西日は、プレーに影響したと思います。

前半は、まるで先週の試合のリプレイを見るよう。チーム全体がシャッキリしない感じでした。それでも、アントラーズペースで進むなか、余裕があると見えた秋田選手のヘディングでのバックパスが、曽ヶ端選手の届かない方向に飛び、ポストに当たってゴール前を転がります。ゆっくりと詰めたレイソルの選手が、ゴールラインのすぐ手前で、軽くボールに触ってゴール。前半10分で0−1にされてしまいました。

その後も、なんだか、まったりした展開。リカルジーニョがいないレイソルに対して、ボールキープは多かったのですけど、攻めに速さがなくて。満男選手のゴール左にわずかにそれる惜しいシュートや、FKの流れからゴールを割るかと思われたボールが、ラインギリギリで相手選手にクリアされるなど、得点が入りそうで入らないままの後半40分、わずかなレイソルの時間帯に追加点を取られてしまいます。相手の左CKの流れから、逆サイドにいた玉田選手がフリーで豪快に蹴り込んで2−0。先週と同じ点差に、2度も逆転は難しいのではないかと、少し悲観的な気持ちになりました。

後半立ち上がりも、なんとなくペースをつかめない感じだったのですが、12分、フェルナンド選手が右前のスペースに送り込んだボールを受け、深井選手がうまくDFの裏に抜けて、角度のないところからシュート。1−2に追いつきます。ここから、勢いが出てきたアントラーズ。本山選手がGKと1対1になって決めたシュートは、惜しくもオフサイド(ハンド?)の判定。この辺りから、選手たちの気迫がはっきりと伝わるようになります。少しでも時間を有効に活用しようと、左CKを本山選手が蹴り、右CKを満男選手を蹴ったりと工夫も見られます。

33分には、野沢選手と中島選手が一度にピッチに入り、後半43分、その野沢選手の右サイドからのパスを受けた深井選手がシュートを決めて同点。そして、ロスタイムに中島選手が決めて、その後2分ほどを守り抜き、準々決勝への進出が決まりました。

満男選手は、厳しいマークに苦しんではいましたが、短いパス、長いパスともに、今日はよかったのではないかと思います。左足のケガの調子は、少し回復しているのではないでしょうか。アシストにはならなかったけど、決定的なパスを何本も出していました。選手交代後は、ボランチに下がって、本田選手が入ってからは左ボランチになってたと思います。試合終了後も、ストレッチはしてなかったと思うけど、もしかしたら見逃しているかもしれません。勝ち試合でうれしかったのでしょう、スタンドに何回も手を挙げていました。そういえば、ハーフタイムに第4の審判の方に近づいて、和やかに話をしていたのが不思議だったのだけど、何を話していたのかしら。

深井選手は、途中で痛んで1度×印が出されて心配したのですが、その後、影響はなかったようで、2点を決める大活躍でしたね。それに、中島選手のプロ初ゴール。これはうれしかった。

試合後には、相馬選手、秋田選手のお別れのセレモニーが行なわれました。チームを去ることに対しての悔しさを強くにじませた2人の挨拶に、プロとしての高いプライドを感じました。次のチームで、そのプレーとプライドを生かして欲しい。秋田選手の挨拶には、さすがにホロッと来ました。

2人の挨拶で、今シーズンが終わったような気分に一瞬なっちゃったんですけど、またすぐ先の試合ですね。中2日だけど、満男選手の足は大丈夫かしら。パッとしない試合運びの続くアントラーズだけど、次の試合は、年間王者のF・マリノスに、挑戦者として果敢に立ち向かって欲しいと思います。

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