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2004.07.07

PSM 鹿島 vs 浦項スティーラーズ in 青森 (後編)

日曜日の試合の、3日遅れのレポート、後編です。ビデオでチェックした訳じゃないから、間違いなど多々あると思います。いつものことですけど(汗)。あまり信用しないでくださいね(笑)。

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 交代の「3」のボードが掲げられると、金古選手が中田選手からキャプテンマークを受け取って、熊谷選手に駆け寄ります。それを受け取り、巻きながらピッチに入る熊谷選手。ハーフタイムに話してたのは、多分、このことだったんですね。
 
 中田選手が3バックの左に下がって、熊谷選手とフェルナンド選手でダブルボランチ。それからは、熊谷選手の一挙手一投足に目が釘付けになっていたのだけれど、平静ではなかったのでしょう、細切れにいろんなシーンを憶えているだけです。右腕を伸ばして、周囲に指示を出す姿。サイドチェンジを促す「ワイド! ワイド!」という大声。バランスを取り、カバーに走る姿。
 
 熊谷選手が入った直後に、右からの名良橋選手のクロスを、新井場選手が決めてアントラーズが逆転します。そして、久々の隆行選手と平瀬選手のコンビネーション。隆行選手が出したスルーパスを、ゴール左寄りの平瀬選手がシュート。惜しくもサイドネットの外側です。
 
 後半20分過ぎから、池内選手、青木選手、深井選手が次々とベンチ前に呼ばれます。まず23分に池内選手が新井場選手と交代。3バックのまま、池内選手がCBの右に入り、内田選手が左サイドに回ります。
 
 25分頃、ドリブルでえぐった本山選手が上げたクロスを、DFと競り合いながら平瀬選手がシュートしますが、決まりません。確か、そこからの流れでのフェルナンド選手のショートコーナー。名良橋選手が上げたクロスに、ゴール前でうまくフリーになった隆行選手がヘディングで合わせて4−2。試合を決定づけます。左ひざの下に10cmくらいの幅でテーピングを巻いた、痛々しい姿でプレーしていた名良橋選手ですが、この試合、1得点2アシストの大活躍になりました。
 
 26分に隆行選手が深井選手と交代。その3分後には名良橋選手が青木選手と交代になります。3ボランチになるのかと思ったのですが、今日のセレーゾ監督は、熊谷選手を2ボランチの右の位置から動かそうとはしません。内田選手が今度は右に廻って、フェルナンド選手が左サイドハーフに入ります。
 
 試合展開は一方的になり、アントラーズはGKの杉山選手を、小澤選手に交代して出させる余裕も出てきます。杉山選手の、アントラーズ公式戦初出場です。
 
 後半に入ってから、やや荒っぽいプレーも見せていた浦項の選手、ボールと全く関係ないところで、本山選手が転がされています。肘打ちでも受けたのでしょうか。
 
 39分、ピッチの中央を、FWのラインまで熊谷選手が上がります。慣れない3バックのためか、熊谷選手の上がりは、多分、この試合で、このとき1回きり。しかも、せっかく上がったところにボールが出ません。満男選手がいれば、熊谷選手の上がりを見逃さず、パスが送られたことでしょう。名誉なはずのオールスターサッカーへの選出が、うらめしくなります。
 
 そして、試合の終盤に、立て続けに2回、熊谷選手が素晴らしい守備を見せてくれます。40分、13番の選手にボールが渡りそうになり、危うくGKと1対1の場面。ボールと相手選手のあいだに走り込み、背中でブロックして食い止めます。
 
 41分、今度は8番の選手にGKの直前でボールが渡ったところを、体を張ってタックル、クリア。センターバックさながらの守備に、スタンドからも感嘆の声が上がります。
 
 ロスタイムは3分。そして、主審の上川さんのホイッスルで、アントラーズの熊谷選手のプレーに終わりが告げられます。
 
 このあとのことは、多分、わたしより深く心に刻み込んだ方が、たくさんいらっしゃるでしょう。アントラーズの選手1人1人と挨拶し、浦項の選手とも丁寧に握手する熊谷選手。お立ち台の上でのインタビュー。お立ち台を降りた途端、いっせいにチームメートとスタッフから浴びせかけられるペットボトルの水。びしょぬれの姿のままの胴上げ。場内1週の挨拶に、一緒に歩き始める選手たち。名良橋選手が企んだ、岩政選手の肩車でのウインニングラン。(ついでに名良橋選手は深井選手を肩車して。)時間がかかると止められて、トラックに降りて、また歩き始める熊谷選手。IN.FIGHTの前で挨拶。渡されるたくさんの花束。サポーターからの胴上げ。
 
 そして、キッチリ1周観客に挨拶すると、メインスタンドの真下に、熊谷選手の姿は見えなくなりました。
 
 熊谷選手がほかのチームの選手になってしまう。そのことを、まだ半分以上信じられない思いで、スタジアムをあとにしました。偶然なのに、まるで、熊谷選手の移籍のために行なわれたような青森での試合は、でも、最初はアントラーズのこれからの戦いの糧にすべく仕組まれたものだったはず。その意味で、帰ってきたたくましい隆行選手のプレーが、ここで見られてよかったと思いました。チームのこれからに、希望を感じることができたから。

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